多くの方は、民間の自動車整備工場に対して、自動車の整備と車検のサービスを提供している場であると思っています。そのため、不具合があった時や車検の時期などに、修理やメンテナンス、点検を依頼します。

逆にいえば、多くの方は、自動車整備工場ならば自動車の修理やメンテナンス、点検ができて当たり前だと思っているということです。対応できなかった場合、「この工場は当たり前のサービスも受けられない」と、顧客からの信頼を失うことも考えられます。

顧客からの信頼をキープするには、自動車整備工場に求められている役割をしっかりと把握し、必要なサービスをあらかじめ備えておくことが大切です。コストとの兼ね合いはあるものの、他社との差別化においても、基本のサービスをより充実させておくことは大きな意味を持ちます。

民間の自動車整備工場に求められている役割は、簡単に言うと「自動車に乗り続けるためのサポート」です。修理やメンテナンス、点検はそのようなサポートの一部です。

たとえば、突然自動車が故障し、走行できなくなったとします。この時、原因が分からないうちは自動車を買い替えようと考える方はほとんどいません。現在所有している自動車を修理して、その後も乗り続けようと考えるでしょう。そんな時に頼るのが自動車整備工場です。

原因が分かり、適切な対処をしてもらえれば期待通りのサービスが提供されたと顧客は思います。反対に、原因が分からなかった場合や、対処ができずその後も自動車に乗り続けることができなければ、本来提供されるべきサービスが提供されなかったと見なされます。自動車が故障する原因は多岐に渡りますが、顧客にとって良い自動車整備工場と評価してもらうためには、少しでも多くの原因に対処できるように努めなければなりません。

ガソリン車へのサービスだけでは不十分

修理やメンテナンス、点検のような基本サービスが、少しでも多くの顧客に対して提供されることも大切です。

現代の日本では、ガソリンによって走行するガソリン車が一般的に普及しています。そのため、民間の自動車整備工場ならば少なくともガソリン車には対応しているでしょう。しかし、ディーゼル車はどうでしょうか？

日本ではそれほど普及していないことから、ディーゼル車の修理やメンテナンス、点検に対応していない民間の自動車整備工場は多くあります。ディーゼル車に対応可能かどうかは、自動車整備工場の評価を分ける1つの要素と言えます。

たとえば、ディーゼル車のインジェクターは、設置されている環境からノズルにカーボンのような付着物が堆積しやすく、燃費の悪化やアイドリング不調の原因になりやすいと言われています。

ディーゼル車のインジェクター不良は、ADVANTAGE ENGINEERINGで扱っているようなディーゼルエンジン内部のカーボンを洗浄する洗浄機などを用いて改善することができます。

このように、ディーゼル車への対応も考えて提供するサービスを広げていくと、より多くの顧客からの信頼を得られるでしょう。