冷蔵ショーケースが冷えてない!対処法と起こりうるトラブル

カフェや喫茶店で見た目にもこだわっているケーキやプリンなどの商品を提供する場合、多くのオーナー様は冷蔵ショーケースに陳列することでしょう。冷蔵ショーケースは冷蔵庫より冷却能力は低いものの、商品を展示しつつ販売する場合には向いています。同じ商品を販売するのであれば、実物を展示するほうが大きさや色あいなど具体的なイメージが浮かびやすく、購入につながることは言うまでもありません。見せながら販売できるショーケースはまさに「show(見せる)case(ケース)」といったところでしょうか。ちなみに「ショーケース」は和製英語で、ネイティブスピーカーは「displaycase」といいます。

そんなショーケースは意外とトラブルに見舞われがちです。よくあるトラブルが「冷蔵ショーケースのケース内が冷えない」というものです。はじめてこのトラブルに直面すると動転してしまい、どうしていいかわからなくなってしまう方もいます。実際のトラブルで動揺しないためにも、対策法と、ケース内が適切な温度に保たれていないとどのような悪影響があるのか確認しましょう。

ケースが冷えていないときはまずここを確認!

冷蔵ショーケースが冷えていない、あるいは冷えにくいと感じた時はまず、コンセントを確認しましょう。日々の業務の中でものがぶつかるうちに、いつの間にかコンセントが抜けていることがあります。刺しなおして問題なく稼働するようであればショーケースが故障しているのではなく、電力が供給されなかったがゆえに停止していただけと分かります。

ほかにも、電源スイッチが入っているかも確認しましょう。メンテナンスの後などにうっかり切りっぱなしにしていたというケースは少なくありません。

コンセントがしっかり刺さっており、電源も入っている場合は、冷風が出てくる吹き出し口の位置を確認しましょう。吹き出し口の前に商品を置いてしまうと、せっかくの冷たい空気が循環せず、ケース内の温度が下がりません。またこの時にショーケース内に入れる商品の量を確認しましょう。

冷蔵ショーケースを含む冷蔵用品を効率よく使うためには、庫内に入れるものは空間全体の7割以下に抑える必要があります。ショーケースでは考えにくいことですが、商品を入れすぎているかもしれないと思った場合には陳列数を減らすなどの工夫が効果的です。

もし、これらを確認しても解決しない場合には、冷蔵ショーケースが壊れている可能性が高いです。サポートセンターに連絡し、修理依頼をしたり、買い替えたりしましょう。もし冷蔵ショーケースを買い替えるのであれば、エポックサービスのように高品質な製品を安価に提供している業者を利用することをおすすめします。こちらはリース契約もできるため、有名ブランドの新品冷蔵ショーケースをお得な料金で利用することもできます。

冷蔵ショーケースが壊れるとどんなトラブルが?

なんらかのトラブルによりケース内が冷えなくなると、様々なトラブルが起きます。一番恐ろしいのは食中毒の発生です。ケーキやプリンなどは傷みやすいため、適切な温度管理が必須です。防腐剤等を使わない、体に優しい商品を提供している場合には特に注意が必要です。見た目には問題がないように見えても、たった数時間の間にも細菌が増殖します。

お客様に安心して食事を楽しんでもらうためにも、冷蔵ショーケースの調子には気を配りましょう。